地盤調査?地盤改良?

こんにちはキャハハ

今日はですツリーキラキラ


今頃、子供達はサンタさんからのプレゼントに喜んでいるのでしょうか。

クリスマスは、大人になってもなんだかワクワクしますねおんぷ

クリスマスが来ると、毎年「もう、1年が終わるのだな」と、感じます。

今年もあと数日となりました。

ラグビーの五郎丸お笑い芸人のとにかく明るい安村などが話題となり、今年も沢山の出来事がありましたねきゃー


また、グランプリ(GP)ファイナルで330・43点世界歴代最高得点をマークした羽生結弦には、世界中が驚きました。

陰陽師五芳星をテーマにした演技には、誰もが魅了され、日本の誇だと感じます。

他にも今年、話題となった出来事はたくさんありました。

その中でも建設業界でもっとも注目されたのは、やはり、「地盤」です。

まだ、最近のニュース等でも地盤調査・地盤改良について耳にする機会が多いですね.


今までの住宅・建物は「間取り」「価格」「デザイン」などが重視され、地盤に関する工事はあまり注目を浴びてきませんでした。

しかし、ニュースの件をきっかけに注目を集め、一部のマンションなどでは、地盤調査・地盤改良の資料を見せて欲しいという声も多いそうです。


今回はそんな「地盤」の『地盤調査』『地盤改良』についてのお話です。


・・・・・・・・・・・・・・地盤調査・・・・・・・・・・・・・・


地盤はその土地によって強度が様々です。

少し前までは、義務付けられていなかった地盤調査

現在では法律も変わり、地盤調査を必ず行うように義務付けされました。

とはいえ、新しくお家を建てる時に地盤の強度がわかればどこか安心ですね安心


地盤の調査方法にはいくつかあります。

今回は、住宅を建てる時に行う調査の中で、当社でも行っている「スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)」をご紹介します。

スウェーデン式サウディング試験(SWS試験)に使用する道具。

キリ(スクリューポイント)

小型のものもあり、最もメジャーな試験方法と言えます。

この方法は深さ約10mまで測定でき、1つの敷地の中で5ヶ所程度調査します。

大きなキリでぐりぐりと地盤を掘っていき、25cm下がるまでにハンドルを何回転させたかで、地盤の強さを推定するという方法です。

ただ、この大きなキリ。

いつでもどこでもスムーズに掘ることができればよいのですが、自然相手なので、なかなかうまくはいきません・・・↓↓

『ここは硬いな・・・』となると、今度は大きなサイズのキリを大きなハンマーで叩きます。

小さい割に、なかなか豪快な仕事をする機械ですね汗

地盤調査の方法にはいくつかあるとお伝えしたので、オマケにもう1つ。

ボーリング調査(標準貫入試験)」というものもあります。

スポーツのボーリングは楽しいですが、もちろんそのボーリングではありません。

方法としては、サンプラーと呼ばれる大きな筒をこれまた大きなハンマーでガンガン叩きます。

サンプラーが30cm土に埋まるまでに、何回ハンマーでガンガン叩いたかで硬さを測定します。

また、このボーリングとは、くり貫くことを意味しており、その名の通り測定しながらの土のサンプリングが可能なのです!

硬く、深いところまで測定が可能なボーリング調査。

ここまで聞くと、『スウェーデン式サウンディング試験(SWS)より、万能で良いじゃないか!』となりそうです。

しかし、そんなうまい話はありません。

弱点があります。

この工法、少々お高めで時間もかかってしまうのです・・・ガクリ

また、『騒音はどうなんだ』と言われると、それもまた耳の痛いお話です・・・ガクリ

住宅を建てる場合なら、スウェーデン式サウディング試験(SWS)で充分調べられるので、当社ではスウェーデン式サウディング試験(SWS)を中心に行っております。

ちなみに、地盤調査は、新しく建てようとする土地に既存の建物があると正確な数値が出ません。

既存の建物がある場合は、解体をして更地の状態での調査となるため、注意が必要です。

・・・・・・・・・・・・・地盤改良・・・・・・・・・・・・・・


地盤調査を行った土地には、後日、調査結果が届きます。

『改良が必要だよー!』と、判断された場合は地盤改良を行います。

地盤改良は判断された程度によって、主に「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」という、3つの工法によって行われます。

表面改良工法

表層改良工法とは、名前の通り『2m以内の表層だけを改良すればOK!』という場合に行います。

主に弱い地盤の土とセメント系の固化材を丸ごと混ぜ合わせて、固めてしまおう!という、大胆な工法です。

柱状改良工事

柱状改良工法は、短くまとめると『強い地盤が少々深い位置にあるので、そこまで柱を作ってしまおう!』という斬新な工法です。

表層改良工法と同じように土とセメントミルクを混ぜ合わせて、今度は柱状にするという内容です。

軟弱な地盤の地域にも関わらず、しっかりと建物を支えることができ、鋼管杭工事よりもお財布に優しいので多く使われている工法です。

鋼管杭工法

鋼館杭工法は、『地盤が弱いなら、最初から頑丈で長い鋼管を地盤の中に入れて建物を支えよう!』というそのままの工法です。

少々お値段が掛かりますが、地中深くまで改良を行うことが出来る工法です。

改良方法には、まだまだ沢山あります。

住宅では、この3つが主に行われますが、分野が変わればまた別の方法があります。

その土地に応じた改良を施すことで、長く安全ならしができます。

『せっかくこだわったお家が傾いてしまったら・・・』

『あんなことがあったのだから、私の家はどうだろう・・・?』

と、不安に思う方が増えるのは当然だと思います。

安心・安全なお家づくりはお客様と施工側との信頼関係も大切です。

日常の中では、地盤がどうなっているか見ることができません。

見えないところの安全こそ、確実に行うことが大切ですね。